アフィリエイトで稼げない人の割合と理由！ジャンル選びの重要性
2022年現在、アフィリエイトで月に5,000円を稼げない人の割合はおよそ60%。
アフィリエイトで稼げない理由は単純ではなく、複雑な要因が絡んでいます。
当ページでは、アフィリエイトで稼げない人の割合や稼げない理由、稼げないジャンル等について詳しく解説していきます。
アフィリエイトで稼げない割合
下記調査によると、2022年現在、アフィリエイトで月収5,000円を稼げない人の割合は約60%です。
アフィリエイトにおいて「稼げない」という言葉の基準をどこに置くかは人それぞれですが、近年のアフィリエイト業界は以前に比べて「稼げる人」と「稼げない人」の二極化がより顕著になりつつあります。
その結果、半数以上のアフィリエイターが月に5,000円の収益さえ得ることができなくなっているのが現状です。
「アフィリエイトは稼げない」の基準
「稼げる」「稼げない」という概念は非常に抽象的なもの。
月に1万円でも「稼げる」と捉える人もいれば、月10万円でも「稼げない」と考える人もいます。
月々の給料に加えてお小遣い程度の収入が増えたら万々歳と考えるのか、ひとつの事業として本腰を入れて取り組むのかによって、稼げる/稼げないの基準は変わってくるでしょう。
事実として、2022年現在でもアフィリエイト･プログラムは健在であり、ネット広告の市場規模は成長を続けています。
そして何より、今でもアフィリエイトで月収100万円以上の収益を上げているアフィリエイト･サイトは存在します。
アフィリエイトで大きく稼ぐことは年々難しくなっていますが、「アフィリエイトは稼げない」という噂だけでアフィリエイトに取り組むことを断念してしまうのは早計です。
稼げない人が「稼げない」と言う
アフィリエイトで稼げない人たちは、当然「アフィリエイトは稼げない」と言うでしょう。
ところが、上述のとおりアフィリエイトで大きく稼いでいるサイトは現在もあるのです。
稼いでいる人たちは「アフィリエイトは稼げない」と言うわけがありません。
アフィリエイトの才能や適性がある人の言葉と、そうでない人の言葉、どちらを信じるべきでしょうか？
たしかに以前に比べると、企業サイトの参入やGoogle検索の方針変更によって、アフィリエイトの難易度が上がった事実もあります。
しかし、個人がアフィリエイトで稼ぐ方法はまだあるのです。
「アフィリエイトは誰でも簡単に爆速で稼げる」という幻想を抱いて参入し、本気で取り組むことなく諦めた人が発する「稼げない」という言葉を鵜呑みにする必要はありません。
「アフィリエイトは稼げない」ではなく、「アフィリエイトは “簡単には" 稼げない」と考えるべきでしょう。
アフィリエイトで稼げない理由
アフィリエイトで稼げない人の割合が増えている理由は多岐にわたります。
アフィリエイト業界自体における競争率の増加や、ネット集客の難易度の上昇、さらにはインターネット･ユーザーのメディア･リテラシー（情報分析力）の向上等、様々な要因が関係しているのです。
アフィリエイトで稼げない人の割合が増加している理由について、掘り下げてみましょう。
アフィリエイト参入者の増加
近年、アフィリエイト業界において稼げない人の割合が増加している要因のひとつに、「アフィリエイト市場参入者の増加」が挙げられます。
アフィリエイトに限らず、業界の注目度や認知度が上昇すれば、参入者も増加するものです。
近年、インターネット広告の市場規模がテレビCMの規模を上回ったというニュースによって、インターネット広告の可能性に注目が集まっていることも深く関係しています。
少額の初期投資で個人でも大きく稼ぐことができるアフィリエイトは、昨今の副業ブームの影響もあり新規参入者が続々と市場に参加してくるのです。
そして、マイナビやgooといった大手企業のサイトも、アフィリエイト広告による収益を目的としたアフィリエイト･サイトを開設して市場に参入してきています。
個人･企業問わず、あらゆるプレイヤーが参入してきた今のアフィリエイト業界は、間違いなく数年前に比べて稼ぐことの難易度が上昇していると言えるでしょう。
アフィリエイトの先行者利益
現在のアフィリエイト業界は、以前に比べて稼げる人と稼げない人の二極化が進んでいます。
今も昔も、アフィリエイトで大きな収益を上げるためには、基本的にSEO（検索エンジン最適化）による検索エンジンからの集客が必須です。
SEOにおいては、サイトの信用性を図る「ドメイン･オーソリティ」や「ページランク」といった指標･アルゴリズムが存在し、同じクオリティの記事であれば運営年数が長くコンテンツ量の多いサイトが有利になると考えられています。
Googleの検索結果における順位決定には200以上の評価項目があるとされていますが、その項目は公開されていないため推測するしかありません。
しかし、スパムのために作成されたかもしれない得体の知れない新規サイトよりも、長年の運営実績から信用できるサイトを評価することは想像に難くないでしょう。
また、公開されたばかりの新規サイトがGoogle検索結果に表示され始めるまでに数ヶ月ほどかかります。
アフィリエイトに新規参入する人の多くは、検索エンジンからの集客が上手くいかず収益を上げられないまま撤退していくのです。
アフィリエイトと検索アルゴリズム
近年「アフィリエイトは稼げない」と言われる理由として、検索アルゴリズムの「情報の正確性を重視する仕様変更」が深く関連しています。
現在のGoogleでは、以前に増してE-A-T（専門性/権威性/信頼性）を重視するようになりました。
これは、アフィリエイトの普及によってインターネット上に「稼ぐための記事」が溢れ返るようになってしまったことが関わっています。
アフィリエイトに取り組むサイト運営者は紹介報酬を得ることを目的に記事を執筆するため、商品を売ろうと誇張表現を用いたり、報酬額の高い商品を贔屓した内容の記事を作成したりと、正確でない情報を発信する可能性があります。
そこで、特に人々の健康や金銭に関するデリケートなジャンル（YMYL = Your Money Your Life）については、サイトの運営母体や執筆者･監修者の経歴を重視するようになったのです。
アフィリエイトで大きく稼げるジャンルの多くは、基本的に人々がよりお金を使う健康や金銭に関わるジャンル。
だからこそ、個人アフィリエイターが稼ぐために書いた信用性に欠ける記事では、検索エンジンにおいて上位表示できず、結果として個人がアフィリエイトで稼げない状況となっているのです。
アフィリエイトの稼げないジャンル
アフィリエイトにおいて、「まったく稼げないジャンル」はないでしょう。
大きく稼ぐことが難しいニッチな（需要が小さい）ジャンルはありますが、逆に言えばニッチだからこそ競合が少ないと考えることができます。
そして、一般的なASPに商品がなくても、Amazon Associateや楽天アフィリエイト等を用いれば何かしらの商品を紹介することができるでしょうし、一定以上のアクセスを集められるのであればGoogle Adsenseを用いた収益化も可能です。
「稼げるジャンル」は稼げない人が多い
個人がアフィリエイトで稼げないと言われる今、企業が多くのライターを雇って高頻度で更新するサイトと真っ向から勝負することは難しいものです。
もちろん、個人でも勝算が一切ない訳ではありませんが、一般的に稼げると言われているアフィリエイト･ジャンルは競合が多いレッド･オーシャンですから、難易度は格段に上がります。
稼げるジャンルの王道として紹介されるクレジットカード･口座開設などの金融ジャンルは、たしかに１件成約した際の単価が高いため、アクセスを集めることができた場合には大きく稼ぐことができるでしょう。
そのように考えて金融ジャンルに参入するアフィリエイターは非常に多いものです。
しかし、ライバルが多くなれば当然ながらSEO集客の難易度も上昇してしまうため、集客が上手くいかなければ１件も成約することなく「稼げない」という結果になりかねません。
「稼げるジャンル」だからこそ、稼ぐことが難しいという事実を知った上で、個人サイトがどのように戦い抜くべきかについて考える必要があるでしょう。
「稼げないジャンル」にチャンス
アフィリエイト案件がなく「稼げないジャンル」と思われているジャンルこそ、ライバルが少なく個人でも稼ぐことができるジャンルになり得ます。
ニッチなジャンルであれば、当然、企業が運営するアフィリエイト･サイトも参入してこないでしょう。
１アクセスあたりの収益が少なくても、そのジャンルにおいてライバル不在の独壇場を形成することができれば、一定の収益を安定的に得ることができるはずです。
もちろん、市場規模の問題から稼げる金額には限界があるかもしれません。
しかし、ニッチなジャンルを網羅したアフィリエイト･サイトを様々なジャンルで展開していけば、その収益は大きくなっていきます。
そして何より、ニッチなジャンルであればE-A-Tを求められることもなく、検索アルゴリズムによる大きな順位変動の渦に巻き込まれる心配もないことが最大のメリットと言えるでしょう。
稼げないアフィリエイトから脱却
アフィリエイトにおいて稼げない状況を脱却するためには、ジャンル選びとキーワード選びについて真剣に考える必要があります。
結局のところ、アフィリエイトで稼ぐためには第一にアクセス、第二に報酬単価が重要です。
どんなに１件あたりの報酬単価が高くても、１件も成約しなければ報酬額は０円。
一方、どんなにアクセスが集まっても、報酬額が低ければ効率は落ちてしまいます。
だからこそ、アフィリエイトで効率良く稼ぐためにはジャンルやキーワードの選定が肝心なのです。
稼げるジャンル×ロングテール
一般的に稼げると言われているアフィリエイト･ジャンルにおいて、３語以上のロングテール･キーワードを狙うことも、ひとつの戦略です。
たとえば、下記３つの検索キーワードであれば、上から順に難易度が高くなります。
- 「アフィリエイト」
- 「アフィリエイト 稼げるジャンル」
- 「アフィリエイト 稼げるジャンル 選び方」
１番目「アフィリエイト」のような単体キーワードは「ビッグワード」と呼ぶのに対し、３番目の「アフィリエイト 稼げるジャンル 選び方」のような３語以上で形成されているキーワードのことを「ロングテール･キーワード」と呼びます。
アフィリエイトの稼げるジャンルにおいてビッグワードで上位表示することは非常に難しいですが、ロングテール･キーワードであれば個人でも上位表示できる可能性は高くなるでしょう。
多くのロングテール･キーワードで検索上位を獲得し、Googleにサイトの専門性をアピールすることができれば、将来的にビッグワードで上位表示することもできるかもしれません。
稼げるジャンルで個人が戦うのであれば、まずはロングテール･キーワードから攻める手法が王道です。
稼げないジャンル×ビッグワード
一般的に稼げないと思われているジャンルであれば、そもそもライバルがいないためビッグワードも狙いやすくなります。
インターネットが普及した今、どんなにニッチなジャンルであっても日本全国に目を向ければ一定の検索ユーザーは存在するはずです。
検索ボリュームと市場規模の兼ね合いを考えながら、ジャンルを選定する時点で入念な市場調査を行えば、ライバル不在で安定的に稼ぐことができます。
通常、SEOに依存するアフィリエイトの場合、検索エンジンのアルゴリズムによる順位変動で収益が左右されてしまうことが大きなデメリットになってしまいますが、ライバルが少ないニッチなジャンルでは順位変動が少ないため安定的な収益元になることでしょう。
「稼げるジャンル」は不労収入になりにくいですが、ニッチな「稼げないジャンル」であれば不労収入も夢ではありません。
アフィリエイトは市場調査と戦略
アフィリエイトで稼げない状況を脱却するためには、ジャンルやキーワードを選ぶ際の市場調査に力を注ぐ必要があります。
市場規模やSEOの難易度を総合的に判断し、長期的な視点をもって戦略的なサイト運営を行いましょう。
あくまでも、アクセスがあってこその収益です。
大きな報酬単価でも成果発生が０ならば０円ですが、報酬単価100円でも100件売れば1万円になります。
そして、1000円の単価ならば100件で10万円。
アフィリエイトはアクセスと報酬単価のかけ算であることを念頭に置き、バランスを考慮しながらアフィリエイトに取り組みたいところです。
