有用性の低いコンテンツ・最小要件の対策!アドセンス審査に通らない原因
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査に通らない原因として、「有用性の低いコンテンツ」「コンテンツの最小要件」等が表示され、何度も審査に落ちてしまうことがあります。
当ページでは、アドセンスの審査で何回も落ちてしまう原因と対策について解説します。
「有用性の低いコンテンツ」の原因
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査に通らない理由として「有用性の低いコンテンツ」や「コンテンツの最小要件」といった要素が提示される場合、審査に落ちた原因はおおよそ下記のようなものに集約されます。
- コンテンツの絶対量・記事数の不足
- 他サイトとの情報の類似・オリジナリティーの欠如
- プライバシーポリシーやサイト情報の不足
- アドセンス審査用コードが正常に機能していない
今回、特に注目していただきたいのは「アドセンス審査用コードが正常に機能していない」という点です。
もちろん、実際にコンテンツの内容自体がアドセンスの審査基準を満たしていない可能性もあるため、記事数やコンテンツ作成時の注意点についても言及しますが、コンテンツの要件は充分に満たしていると考えられる場合には、記事後半でご紹介する「アドセンス審査用コードの落とし穴」を確認してみてください。
実際に、当サイトは30~40記事ほどある状態であったにも関わらず、何度も審査に落ち続けていましたが、アドセンスの審査用コードの貼り付けを見直した際に「アドセンス審査用コードの落とし穴」に気づき、その翌日に無事合格の通知が届きました。
アドセンス審査と記事数・文字数
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査に落ちた際に「有用性の低いコンテンツ」「コンテンツの最小要件」を指摘される原因として、よく挙げられるのが「記事数」です。
他のサイトでもよく紹介されている内容で、5記事から10記事あれば充分に合格する可能性があるとされています。
現在この記事を執筆している私自身、これまでにも2回ほどAdsenseの審査を受けたことがあり、いずれのサイトも10記事程度でアドセンスの審査に合格していました。
2021年10月現在のアドセンスの審査基準がどのように設定されているかは不透明ですが、おそらく2000字程度で検索需要のある記事であれば、5記事から10記事用意されていれば充分でしょう。
アドセンス審査と記事の独自性
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の「有用性の低いコンテンツ」に関する不合格通知で案内されるとおり、「独自性のある質の高いコンテンツと優れたユーザーエクスペリエンスをサイトで提供する」という項目も対策のひとつとして挙げられています。
「独自性のある質の高いコンテンツ」を満たすことは、それほど難しいことではありません。
他サイトから引用した文章の割合が多すぎたり、サイトの表示速度が極端に遅すぎたりという問題を解決すれば、基本的にはクリアできる要件でしょう。
また、多くの記事で言及されているとおり、他サイトにて既に扱われているトピックの場合には、自身の実体験に基づく経験談等、プラスアルファの情報を掲載し「独自性」を保つことが重要とされています。
しかし、正直なところ、まとめサイトのようなサイトでもGoogleで上位表示されている現状を見ると、読者の役に立つ内容を自分の言葉で綴っている記事であれば、アドセンスの審査に合格するには充分でしょう。
アドセンス審査とサイト情報ページ
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査で「有用性の低いコンテンツ」を指摘され不合格となる場合、プライバシーポリシーやサイトマップをはじめとする、いわゆる「固定ページ」の充実を図るべきだと言われています。
これまで私が運営してきたサイトのうち、個人ブログにあたる形式のサイトでは、以下のような固定ページを用意していました。
- プライバシーポリシー
- お問い合わせ
- カテゴリ一覧(サイドバーの場合も)
記事数が100記事程度までの個人ブログであれば、サイトを訪問したユーザーのために設置するサイトマップ(HTMLサイトマップ)は必要ないでしょう。
「カテゴリ一覧」のようなリストをサイドバーまたは個別の固定ページで用意すれば、個人ブログの記事を整理するには充分ではないでしょうか。
実際に当サイトも、上記のような固定ページの構成ですが、先日無事にアドセンスの審査に合格することができました。
尚、プライバシーポリシーに関しては必須。
お問い合わせページはなくても良いですが、必ずプライバシーポリシーのページ等に連絡先は記載しておきたいところです。
アドセンス審査用コードの落とし穴
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査において、何度も「有用性の低いコンテンツ」が原因で不合格になってしまう場合、アドセンス審査用コードが機能していない可能性があります。
これまで2つのサイトでアドセンスの審査に合格した経験のあった私でしたが、当サイト「STALDIA(スタルディア)」を立ち上げ、10記事目を執筆した時点でアドセンスの審査に申し込んだところ、まさかの不合格。
そして、15記事を執筆してからアドセンス審査に再挑戦するも不合格、20記事に達してからまたまた挑戦するも不合格…
これまで運営してきたサイトとは異なるWordPressテーマを使用し、デザインも大幅にカスタマイズしていることから、WordPressテーマの影響も考えました。
しかし、同じWordPressテーマを使用している方のサイトではAdsenseが掲載されていましたし、当サイトはこれまで運営してきたサイトに比べて表示速度が速く、ユーザーにとって快適なウェブサイトとなっていたため、おそらくサイトを構成するコードの問題ではなさそうだと判断。
その後も、不合格通知が届く度に、サイトの内容を見直し、時には一部記事を非公開に切り替えたり、アドセンス審査用コードを改めてコピペし直したりしながら再申請を繰り返していましたが、結局、40記事近くに達しても合格する気配はない状況でした。
当サイトの記事はGoogle検索における評価・順位が悪くなかったため、同じGoogleが運営するサービスでありながら、検索では上位に表示されるにも関わらずアドセンスでは「有用性の低いコンテンツ」と評価されることに疑問を抱いていました。
そこで、これまでにも何度かアドセンス審査用コードの貼り付けをやり直していましたが、改めてアドセンスの審査用コードを挿入し直そうとすると、「アドセンス審査用コードをコピペする際の落とし穴」に気付いたのです。
その対策方法については、下記で詳しく解説します。
「有用性の低いコンテンツ」の対策
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査において、何度も「有用性の低いコンテンツ」が原因で繰り返し審査に落ちた方の中で、コンテンツの分量も固定ページも充実しているという場合には、アドセンスの審査用コードが機能していない可能性を疑ってみましょう。
アドセンス審査用コードのコピペ時に注意
Google Adsense(グーグル・アドセンス)の審査で「有用性の低いコンテンツ」とばかり表示される場合の対策として一度確認していただきたいのは、「コピペしたアドセンス審査用コードに改行が含まれていないか」という点です。
アドセンスの審査用コードは、下記のとおりGoogleのサーバーに用意されているjsファイルを読み込むようなHTMLの記述(scriptタグ)になっています。
<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-○○○○" crossorigin="anonymous"></script>
しかし、ここで注目していただきたいのは、上記のコードの左側に表示されている「行数」が「2」となっていること。
通常、HTMLのコードはどんなに長くて表示の上では改行が必要になった場合であっても、行数は「1」とカウントされます。
つまり、上記の記述では、コードの途中に改行が入ってしまっているのです。
アドセンス審査用コードの正しい記述
Google Adsense(グーグル・アドセンス)審査用コードをサイトの<head></head>タグ内に正しく挿入するよう対策すれば、「有用性の低いコンテンツ」が原因で不合格にならずに済む可能性が高いです。
アドセンス審査用コードの正しい形式は以下の通りです。
※下記のコードはサンプルであり、コピペしても機能しません。本来は○○○○の部分がアカウント個別のIDとなります。
<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-○○○○" crossorigin="anonymous"></script>
上記のコードをご覧頂くと分かるとおり、コードの左側に表示されている「行数」は「1」です。
コードの途中に入り込んでしまっている改行を取り除き、個別IDと「crossorigin="anonymous"」の間に半角スペースを入れることで、アドセンス審査用コードが正常に機能するようになります。
個人でブログを運営している方の中には、HTMLについての知識がない方も多くいらっしゃるため、Googleに言われるがままコピペしてしまい、コードが機能していないことに気付かないケースも多々あるでしょう。
「有用性の低いコンテンツ」対策は審査コードから
「有用性の低いコンテンツ」が原因でGoogle Adsense(グーグル・アドセンス)の審査に通らない場合、その対策方法として、よく記事数や固定ページの充実といったコンテンツ面の課題解決が挙げられます。
しかし、より根本的な問題である「アドセンス審査用コード貼り付け」の段階で不具合が起きてしまっているケースが考えられるため、今一度、ご自身のサイトの状況を確認してみましょう。
どんなに有用性の高い記事を公開していても、コードの不具合のせいで「有用性の低いコンテンツ」と判定されてしまっては元も子もありません。
アドセンスは他のクリック課金型広告に比べて収益性が高いサービスであるため、審査に落ちた原因を究明して正しい対策を施し、一刻も早くアドセンスの広告を掲載しましょう。